娯楽

社会・政治

 震災以来、毎日毎日どの局も震災関連のニュースばかり。
 いい加減飽きました。
 NHK総合とBS-1が流していれば、他の局は通常どおりで良いように思います。
 震災のニュースは興味があるのでつい見てしまいますが、しばらく見ていると頭が痛くなってきます。
 悲惨な映像と、錯綜する情報。
 精神障害者の私には刺激が強すぎるようです。

 特に民放は、情報力ではNHKに敵わないと思っているせいか、ことさら悲嘆にくれている人や災害現場の悲惨さを強調し、挙句の果てには芸能人の浮ついたメッセージなどを垂れ流して喜んでいます。
 情緒的な報道というのはいかにも質が悪い。

 今上陛下のメッセージも、うわべだけの言葉にしか聞こえませんでした。
 官直人総理にいたっては自己陶酔に浸っているとしか思えません。

 知り合いの5歳の幼児は、「地震、いつ終わるの?」とむずがっています。
 幼児番組やアニメ番組が見たいのでしょう。
 地上波、BS、放送局はたくさんあります。
 あっちでもこっちでも似たような放送を流すのはやめてください。

 もっとも、私はこの数日、震災報道のしつこさにすっかりテレビ嫌いになり、テレビをつけなくなってしまったのですが。

 被災地の人ほど、震災のニュースばかりでなく、現実を忘れさせてくれる娯楽番組やドラマなどを少しは流してほしいと思っているのではないかと忖度します。

 南方に展開して死闘を繰り広げた日本軍も、慰問団の歌や芝居を心待ちにし、アウシュビッツで日々死の影におびえていたユダヤ人も、ときには合唱をして楽しいひと時を過ごし、精神の均衡を保ったと聞きます。

 被災地にも救援物資はもちろんのこと、娯楽が必要です。
 人間というもの、どんな状況でも一見無意味に思える娯楽や芸術を求めてしまう因果な生き物なのですから。

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