昨夜は女友達2人と人形町で懐石料理に舌鼓をうち、さらには近くのバーへと繰り出しました。
話題が尽きることはなく、様々に語り合いました。
それは楽しいに違いありませんが、一抹の寂しさを感じざるを得ませんでした。
私たちが共同で挑んだ激務からは遠くはなれ、今、別々の機関で働いているという事実が、いかに仲良く過ごした時間を共有したとはいえ、時の流れとともに人は別れていくのだという、絶対的孤独のようなものを感じさせたものと思います。
もちろん、私たちは今も友人ですし、時折会って話をすることもできますが、それは過去の亡霊に拠るしかないわけです。
親しい人と会うということには、必ずそういった寂しさが付きまとうのだろうと思います。
それは友人であれ、親族であれ。
毎日顔を合わせている家族とはあまりそういった感覚を持ちませんが、しかし考えてみれば、家族との毎日の付き合いに中にこそ、もっとも大きく、激烈な寂寥感が漂うのかもしれません。
2人とは、再会を約して帰りました。
また会えることは間違いないでしょう。
楽しい時間を過ごした後、一夜あけてこんな風に時の流れの無常を嘆かなければならないとは、私も業欲に出来ているようです。