安倍元総理、女性を祖とする宮家の創設を、
「縦糸を男系で紡いできた皇室の長い歴史と伝統の根本原理が崩れていく危険性がある。安易に決められたのでは大変なことになる」
と、表明したそうです。
小さいですねぇ。
私はどちらかと言えば伝統を重んじる保守的なタイプですが、保守主義というのはなんでもかんでも昔どおりというものではなく、核となる伝統は維持しつつ、時代の要請によって変えるべきところは変えていく柔軟性を持っていなければならないと考えています。
このブログで何度も述べたとおり、皇室が生き残ってきたのは、時代に合わせて皇室自らが変化してきたからでありましょう。
そして、現代。
現代はそもそも血統に価値を置くことを否定しています。
高貴な血統というものが存在するならば、当然、卑賎な血統が存在しなければならないことになります。
したがって皇位継承は血統を重視すべきではないでしょう。
私は選挙やくじ引きで天皇を決めるか、皇室を廃止するか、どちらかしかないと思っています。
あるいは生身の人間ではなく、木偶人形を天皇にして崇めたって良いのではないかと思います。
石や鏡をご神体として崇めるようなものです。
まして女系は認めないなんて、時代錯誤も甚だしいというものです。
底にあるのは、女性を卑賎な存在ととらえる差別意識に他なりません。
しかし皇室の祖とされる天照大神は、そもそも女神です。
大親分が女神なのに、女系は認めないとは嗤わせます。
大体皇室なんぞ存在してもしなくても大した影響はありません。
大した影響があると考えるのは、幻想に過ぎません。
私は安倍元総理の外交・安保政策を支持するものですが、皇室に関することや、選択的夫婦別姓に関しては、むしろ社民党の政策を支持しています。
ここはいっちょう私が新しい政党を立ち上げて、時代の要請に応える保守主義を世に広める必要がありそうです。
あ、でもそんな器じゃないか。
この小さなブログで、意見を述べ続ける他なさそうです。
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