高校1年生の少女が、同級生の少女を殺害のうえ、首と手首を切断するという凄惨な事件が発生してしまいました。
犯人は「人を殺してみたかった」と供述し、過去、あまたの小動物を殺害、解剖してきたそうです。
これは明らかに快楽殺人ですねぇ。
一般に快楽殺人というと、男が行うものというイメージが強いですが、今回は少女。
ハンティングが趣味の美少女が快楽殺人に目覚めるまでを描いた妖しいまでに美的な映画、「イノセント・ガーデン」を思い出します。
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女性にも、快楽殺人者が存在するのだということをあらためて思い知らされました。
快楽殺人に限らず、性犯罪というのは、繰り返す傾向にあります。
それは考えてみれば当たり前で、ノーマルな性欲を持った男が、1回性交したからといって満足するはずもなく、何回も性交しよう、それもできれば多くの女性と性交したい、と願うでしょう。
そういう意味では、犯罪行為を犯さなければおのれの欲望を満たすことが出来ないというのはお気の毒ともいえます。
精神の内奥から湧き出る性欲が、どういう嗜好性を持つかなんて、誰にも分からないし、コントロールすることも出来るはずがありません。
映画なら美的と評することも出来ますが、現実にこのような事件が起きれば、被害者は若い命を散らし、遺族は悲嘆にくれ、世論は怒り、誠にやりきれない気分にさせられます。
しかも犯人は少年法に守られ、大した罪に問えないでしょう。
圧倒的多数の人々は善良であると思いますが、ごくわずか、どうしようもない犯罪志向を持った人がいて、これは人間社会のバグのようなものなのだろうと思います。
そうであっても人間である以上、基本的人権は尊重されなければなりませんが、同時にこのような人々から社会を守る方策、それも少々荒っぽい方策が求められます。