わが国で少子化が問題になって久しいですね。
結婚しない男女が増えたことが問題の第一ということで、市役所などの公的機関がお見合いパーティを行ったりしていますが、なかなかうまくいきません。
多くの先進国で共通の問題でもあります。
一方、13億人もの人口を抱える中国でも、少子化が進んでいるそうです。
15年前に比べて、小学生の人数が3割も減ったそうです。
ただ中国の場合、国策として一人っ子政策を打ち、人口減を目指したためであって、わが国やその他の先進国とは事情が違います。
一人っ子政策の問題の一つは、男子偏重のあまり、女の子だとわかると堕胎したり、出生届を出さなかったりして、男女比がおかしくなり、男余りという現象が生じていることでしょう。
このままいけば少子化はますます進むでしょう。
多すぎる人口を抱える中国はなんとも思っていないのかもしれませんが、人口減少よりも男女比のいびつさが問題になるかもしれませんねぇ。
中国の領土が広大だといっても、13億人は多いですねぇ。
中国よりも広い国土を持つロシアの人口は1億5千万人くらい。
わが国と大差ありません。
米国でも3億人くらい。
人口が増え続けているのはインド。
12億人を突破し、中国に迫る勢いです。
人口の多さは国力の指標の一つでもあります。
とくにわが国のように人材くらいしか資源が無い国にとっては、切実な問題です。
この問題を手っ取り早く解決する方法は移民受け入れですが、わが国のような極めて同質性が高い国の場合、それは両刃の剣になるでしょう。
異質な文化を持つコミュニティーがあちこちに生まれ、もともとの日本社会と軋轢を生むことは火を見るより明らか。
欧州が現在移民問題に苦しんでいることに学ばなければなりません。
結婚問題の一つに、非正規雇用の若者が大幅に増えたことが挙げられましょう。
20代後半の男性の結婚率をみると、正規雇用が24%、非正規雇用が12%と、わずかに半分です。
世の中金がなくてはまともな暮らしはできませんからねぇ。
減少し続けるわが国の人口問題を解決するには、まずは雇用。
それから昔はどこにでもいた世話焼きおばさんが復活し、お見合い結婚を増加せしめることが必要でしょう。
恋愛の末に結婚がある、というのは一面的な見方に過ぎません。
お見合い結婚というのは条件やつり合いから入る、合理的な方法であると思います。
当たらないまでも外れないとでも言いましょうか。
恋愛沙汰のごとき破廉恥な行為を良しとする風潮を改めなければなりませんねぇ。
もっとも私はお見合いをしたことがありません。
なんだか相撲を思い浮かべちゃうんですよねぇ。
見合って、見合って、と行司がかける声を。
そう思うと真面目な顔して「ご趣味は?」なんて可笑しすぎて言えません。
まぁ、他人の心配をするより、まずは私自身が子をもうけることが必要でしょうねぇ。
でも年齢的にもう無理かな。
私には孤独な暮らしが合っているようですから。
昼休みもあと30分。
しばしの仮眠の間に、無い子と遊ぶ夢でも見たいものです。