尖閣諸島

社会・政治

 近頃尖閣諸島周辺で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突、漁船船長を公務執行妨害で逮捕した事件が世間を騒がせていますね。
 もとをただせば、1970年代初期、どうもあのあたりで油がとれるらしい、と判明したとたんに中国、台湾が領有を主張し始めた、油ほしさの露骨な泥棒根性です。
 日本では、この件に関し、領土問題は存在しないことになっています。
 無視するほかありません。
 しかし日の出の勢いの中国がどう出てくるかわかりません。
 まさかいきなり武力で島々を占領するということはないと思いますが、予断を許しません。
 そのときは、日米共同で、中国相手に戦火を交えることになります。
 これが最悪のシナリオです。
 ではこれを回避するにはどうしたらよいか。
 日米協調して中国に対して、尖閣諸島周辺に軍事展開したなら黙ってはいない、ただちに精鋭部隊を同海域に派遣する、と軽くかましてみる必要があるでしょうね。
 それでも中国が強引に海軍を展開させたなら、警告どおり、日米両軍からなる艦隊を対峙させるほかありますまい。
 恐らく、攻撃してはこないでしょう。中国はそこまでのリスクは犯さないと考えます。
 日米とまともに戦う気はないでしょう。
 脅してみて、こっちの出方を見ているのでしょう。

 お話合いで解決しましょう、なんてゆるいことを言っていたら、そのお話合いの最中に中国に分捕られちゃいます。
 ああいう古典的なパワーゲームを仕掛けてくる国には、パワーゲームで応じる以外ありません。
 理屈もへったくれも通用しません。