市川女性刺殺事件

社会・政治

 昨日千葉県市川市の繁華街を交際相手の35歳の男と3歳の子どもと歩いていた22歳の女性が刺殺されるという衝撃の事件が発生しました。

 この女性、元交際相手の23歳の男から執拗に復縁を迫られ、さらには別の男性とも金銭トラブルを抱えていたとかで、警察に相談し、警察は2人に警告を発していたそうです。

 にも関わらず、殺害されてしまいました。

 無念の死を遂げた女性、子ども、結婚間近の男性、遺族らの気持ちを思うと、やり切れませんねぇ。

 22歳といえば、まだまだこれから。
 それが突如、かつては親しく交際していた男に殺されてしまうのですから、人生一寸先は闇と言いますが、本当にそうですねぇ。

 この手の事件、殺人にまで至るケースは稀で、圧倒的多数は警察から警告を受けるとストーカー行為を止めるそうです。

 しかし、稀ではあっても、ストーカー殺人が絶えないのも事実。
 警察としても悩ましいところでしょう。
 ストーカーを次から次に逮捕していては、切りがありません。

 ある刑事ドラマで、大滝秀治演じる老刑事が、犯罪全般について、若い刑事に、「まぁ、色と欲だわなぁ」と嘆息していたのが記憶に残っています。

 執着するということ、誠に怖ろしいものですねぇ。

 そういえば最近、こだわり、と言う言葉が、なんだか努力するような良い意味でつかわれるようになってきたことに違和感を感じます。

 本来、物事にこだわって意固地になるのは悪いこととされていたのですがねぇ。
 
 役不足と言う言葉も誤用が多いようです。
 元々は自分の力量では物足りない、小さな役、という意味だったのが、いつの間にか自分の力量では荷が重いヘヴィな役という意味で使われるようになってきました。 

 それはともかく、何事にもこだわらず、与えられた役にとやかく言わず、執着を捨てて流れる心で生きて行けたなら、素晴らしいと思います。

 もっともそれは、永遠に達成されることのないユートピアなのでしょうけれど。 

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