師走

文学

  今日から師走ですね。

 暦どおり、今日の関東地方は真冬の寒さ。
 今シーズン一番の冷え込みだそうです。
 私は今日、この冬初めてダウンのコートを着て、マフラーを巻いて出勤しました。

 今年はウォーム・ビズということで暖房は控えめ。
 先日ドンキ・ホーテで購入した膝かけが大活躍しています。

 12月には
春待月(はるまちづき)という洒落た別称もありますね。
 でも実感としては、やっと冬に入ったところで、まだ春を待つという気分にはなりません。
 
 私は30過ぎまで手足の先が氷のように冷たくなる冷え性でしたが、冬は嫌いではありませんでした。
 凛とした冷たい空気が、しゃんとする感じがして好ましく思えたのです。
 30代半ばくらいから、冷え性は肥満とともに良くなりましたが、逆に冬の寒さを辛く感じるようになりました。

 不思議ですね。

 
冬菊の まとふはおのが ひかりのみ  水原秋桜子

 名句ですねぇ。

 冷たい冬の空気の中、確かな生命の輝きを感じさせる、力強い句です。

 できることなら私も、冬菊のようにおのれの光のみを頼りに、後半生を生きたいものです。

新装版 水原秋櫻子 自選自解句集
水原 秋櫻子
講談社

 水原秋桜子集 (朝日文庫―現代俳句の世界)
水原 秋桜子,堀口星眠
朝日新聞社

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