幕末太陽傳

映画

 昨夜、帰宅してテレビを付けたら、白黒の時代劇が放送されていました。
 なんだろうとぼんやり見ていたら、タイトルだけは知っていた、「幕末太陽傳」でした。

幕末太陽傳 コレクターズ・エディション [DVD]
川島雄三,田中啓一,今村昌平
日活

 

幕末太陽傳 デジタル修復版 Blu-ray プレミアム・エディション
フランキー堺,南田洋子,左幸子,石原裕次郎,芦川いづみ
Happinet(SB)(D)


 毎週木曜日、チバテレビでは、木曜スター劇場と称して、古い日本の映画を放送しています。
 これを観たり観なかったり。

 吉永小百合主演や高倉健主演の映画などなど。

 ちょっと前に観た、「喜劇 女生きてます」は出色の出来でした。

喜劇・女生きてます [VHS]
森繁久弥
松竹ホームビデオ

 で、「幕末太陽傳」

 品川宿の大店の遊郭で繰り広げられる人間模様を、グランドホテル方式と呼ばれる手法で描いた喜劇です。

 落語の「居残り佐平次」が元になっているようですが、それを大きく膨らませて、幕末の志士たちが大騒ぎしたり、同じ女郎に父親と息子がそれぞれにほれ込んでいて、鉢合わせしちゃったり、心中騒ぎが起こったり、飽きさせません。

 噺家では、今は亡き古今亭志ん朝師匠が大の贔屓で、今もよくユーチューブで観たりしています。

 下に志ん朝師匠の「居残り佐平次」を貼っておきましたので、是非お楽しみください。




 ただし、「幕末太陽傳」すんごい早口でセリフをしゃべるのが気になりました。
 聞き取りづらいのですよ。
 落語や歌舞伎で江戸弁には慣れているはずなのですが。

 日頃ホラーやサスペンスばかり観ている私ですが、喜劇も良いものですなぁ。