平成最後

社会・政治

 平成31年4月30日を迎えました。
 言わずと知れた、平成最後の日。

 私は昭和44年生まれ。
 平成を迎えたころ、私は大学生でした。

 昭和陛下の崩御を受けて、悪友と二人、皇居へ向かったことを懐かしく思い出します。
 皇居周辺は、先帝陛下のご遺徳をしのぶ人々で溢れかえっていました。

 平成4年の4月に就職。
 若いころは今ほど役人に厳しい時代ではなく、のんびりと、やりたい放題やっていました。
 
 同居人は職場の同期。
 ほどなくして、私は穏やかな同居人の人柄に惚れ、お付き合いが始まりました。

 平成10年に結婚。
 子宝には恵まれませんでしたが、今も楽しくやっています。

 その後驚天動地の小泉改革が始まり、職場は大混乱。
 私は精神障害を発症することになります。 

 精神障害には長く苦しめられましたが、ここ10年ほどは服薬を続けながら安定して働けています。

 私にとっての平成は、前半がやりたい放題、後半は精神障害に苦しめられたものでした。

 令和の時代に入って、私は何を目指すんでしょうね。
 とりあえずはきちんと出勤を続けること。
 飯の種である以上、これは致し方ないことです。

 後はプライベートを充実させることでしょうね。

 もう一度、小説を書いてみたいと思っています。
 昔のようにプロを目指す気はありませんが、自分が納得できるような作品を。

 書き溜めた構想はたくさんあるのですが、どれもピンときません。

 精神科医は躁転の危険があるので、小説の執筆は止めたほうが良い、と言いますが、寛解してもう10年。

 もう大丈夫なのではないかと思っています。

 今上陛下は今、何を思っているのでしょうか。
 やっと肩の荷が降ろせると、ほっとしているのでしょうか。
 あるいは、一抹の寂しさを感じているのでしょうか。

 そしてまた、明日、即位される東宮殿下は?

 私にとっては、元号が変わろうと何も変化はありませんが、大学生から社会人になり、過ごしてきた平成が終わることにはある種の感慨を覚えます。

 今上陛下には心安らかな老後を、東宮殿下には即位しても無理のないご公務を望みます。

 そして私は、精神上の改革を起こしたいと思っています。