民主党から改革クラブに移った大江という議員が、新党改革の発足に伴って、衝撃の選択をしましたね。
幸福実現党入党です。
これで幸福実現党は、国会に議席を持つ本格的な政党になりました。
幸福実現党の政策を読んでみると、経済的には小泉改革路線に近いことがわかります。また、外交・安保・教育などは、自民党右派よりですかね。年金・雇用は、75歳定年制など、わりと大胆です。
政策的にはそれほど突飛なものはありませんが、バックについている幸福の科学の建物を見るだけで、また、総裁の著作のタイトルを見るだけで、いかがわしい感じは否めません。
都心部にお城のような教会を建てたり、ブッダやらキリストやら坂本龍馬やら、挙句の果てにはまだピンピンしている鳩山前総理まで持ちだして、「霊言集」なるものを連発したり。いったいその霊言なるものを鳩山前総理は読んだんですかね。もし読んだのなら感想を聞きたいものです。
幸福実現党の本当の姿は、政策を読んでもよくわかりません。
幸福の科学にいたっては、教義らしきものも、生長の家とよく似ているな、ぐらいしかわかりません。
大江議員は両組織の考えに同意したから入党したのでしょうが、国会議員としては、もう少し両組織の実態を把握するまで、態度を留保すべきではなかったかと思います。
議員のホームページを見ると、よく知らなかったけど、大川隆法総裁の話を聞いて、真面目な組織だと感じたし、考え方がほぼ同じだと分かったから入党した、という意味のことが書かれています。しかし会って話しただけで入党してしまうというのは、新興宗教の騙しのテクニックにはまってしまったのではないか、と勘繰ってしまいます。
有権者のみなさんの良識ある投票行動を望みます。