竹原前阿久根市長のブログを読んでいると、基本的に、役人、マスコミは悪であり、これら悪者どもに国民は騙され、搾取されている、だから役人とマスコミを糾弾し、変革しなければ日本は永遠に圧政と搾取が続く国になってしまう、ということを言いたいように感じます。
とくに裁判所・警察・NHK・朝日新聞など、一般に有名大学を出て難しい試験に受からなければ幹部候補としては入れないような職場を、強く敵視しています。
なんだかお気の毒。
阿久根市に生まれて、会社を持って、幸せに生きていけたでしょうに、どういうきっかけからか、リチャード・コシミズなるネット・ジャーナリストの記事に惑わされて、世の中を色眼鏡で見るようになってしまったのですね。
役人だろうがマスコミだろうが、職業選択の自由を行使して、試験を受けたり面接を受けたりしてそれを職業として生活しているだけ。
国家公務員、地方公務員合わせれば、百万人単位の人々が公の仕事についています。
マスコミはそれほど人数は多くないでしょうが、それにしたって多くの人が働いています。
それら大勢の日本国民が、自分と違う職業に就いている人々を支配し、搾取しているなんて、正気の沙汰とは思えません。
http://blog.livedoor.jp/jijihoutake/?p=5⇒竹原信一氏のブログです。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/⇒リチャード・コシミズのブログです。
どんなに社会的地位が高くても、例えばNHK会長にしても財務省事務次官にしても、最高最高裁判所長官にしても、わが国では極めて短い任期しかありません。
ころころ異動を繰り返し、長期に渡って甘い汁を吸い続けるためのシステムを作ることは不可能に近いでしょう。
だからたまに逮捕される収賄罪の犯人は、係長とか課長補佐とかで、しかも数十万円程度のわずかなものなのです。
わが国で社会的に求められている仕事に、悪人の集団というものは存在しません。
存在したら、それは暴力団や詐欺集団などの犯罪組織です。
当然、役人でもマスコミでも、概ね善人であるという推定が成り立ち、だからこそ国民は、公務を役人に任せ、報道をマスコミに任せているのです。
ある特定のまっとうな職業に就き、日々職務に精励している人々に、役人だからとか、マスコミだからとかいう理由で悪口雑言を浴びせ続けるのは、百害あって一利なし、単なる職業差別に過ぎません。
悪口を言って日々を過ごすなんて、ご本人もお辛いでしょうに。
ご自身の幸せを大切にしてほしいと思います。
もう下品な悪口雑言はお止しなさい。
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