急いては事を

社会・政治

 今日で第2次安倍政権が発足してからちょうど1年たつんですねぇ。

 小泉政権の後を受けて誕生した第1次安倍政権、少々前のめりというか逆上気味で、仕事を急いだのは良いとして、健康を害したうえに選挙に負けて、1年ほどで退陣に追い込まれてしまいました。

 その後、福田・麻生・鳩山・菅・野田と政権が代わりましたが、いずれも1年かそこらしか持ちませんでした。

 安倍総理、最初の失敗を活かしているようで、今のところ退陣の気配はありません。

 しかし一寸先は闇。

 それは政治の世界に限ったことではありません。

 9.11テロで亡くなった人々は、まさか勤務中の高層ビルに旅客機が突っ込んでくるなど想像もできず、何事が起きたか分からないままに旅立って逝ったことでしょう。

 ことほど左様に、人間には近い未来も遠い未来も予見することができません。

 そう考えると、今生きていて、何事かを行っている単純な日々の積み重ねが、奇跡のように感じられます。

 40代半ばに近付き、よくぞここまで生きてきちゃったものだと、感慨を深くします。

 アベノミクスだとか憲法改正だとか、安倍政権は志が高いようにお見受けします。
 しかし高邁な理想も、日々の地道な努力の積み重ねなくして、実現することはありません。

 釈迦に説法かもしれませんが、安倍総理におかれましては、前のめりや逆上や早打ちは自重して、慎重にことを進めてほしいものです。

 急いては事をし損じるといいますからねぇ。

 

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