性交禁忌

文学

 今日、5月16日は性交禁忌の日、なんだそうで。

 江戸時代の艶本「艶話枕筥(つやばなしまくらばこ)」五月十六日房内禁事、犯すときは三年を出ずして死すと書かれたのが最初だとか。

 なんだか無粋ですねぇ。

 男女が、あるいは同性同士が愛し合うのにこの日は駄目、なんてねぇ。
 房事過多で体を壊してはいけませんが、どうしてこんなことを言うようになったんでしょうねぇ。
 しかも江戸時代の人々はけっこうこれを守っていたようです。

 私見では、春になると人間も動物であるため、発情期のような状態になり、どうしても房事が過剰になり、春がおさまる旧暦5月16日=新暦6月下旬のこの頃に禁欲の日を定め、無理な性交を禁じたのではないでしょうか。

 私事ですが、平成16年の精神障害発症以来、一時的な躁状態の頃を除けば、毎日が性交禁忌の日みたいなものです。
 いや、性交不能の日、かな?

 しかしこれ、意外と爽やかで良いのですよねぇ。
 よけいな煩悩が一つ減ったというか。

 幸い同居人も私の精神障害を心配して、性交なしの暮らしに文句も言いません。

 ありがたいことです。

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