近頃、世界主要26ヶ国で、性の満足度に関する調査が行われたそうです。
その結果、わが国成人の性満足度は最下位。
また、性の満足は人生を楽しむために必須なものと答えた比率も最下位で、30%を切ったそうです。
1位のブラジルは91%が、性の満足は人生を楽しむために必須と答えたそうです。
これをどう考えたら良いのでしょうね。
私自身、精神病発病以来長く不能に堕していますので、偉そうなことは言えませんが、性をおろそかにするのはわが国の伝統から考えてありえないことです。
古く、日本神話においてイザナギ・イザナミは成り成りて成り余れる所と成り成りて成り足らざる所を合わせ、国生みを行いました。
平たく言えば、二柱の神が性交してわが国は生まれたわけです。
また、平安期には色好みの文学が好まれ、室町以降では色道ということが尊ばれ、色の道は思想にまで高められました。
また、下々においても夜這い(呼び合い)が伝統的に行われ、上は禁中及び公家・武家から下は水呑み百姓に到るまで、大らかに性の喜びを楽しんだのでした。
性を禁忌と考え、罪とまでほざく耶蘇教とはおよそかけ離れた、人間賛歌の文化です。
そのような伝統を背負ってたっているはずの我がくにびとは、何故に性をここまで貶めてしまったのでしょうか。
不思議です。
よく食う、寝る、やる、を三大欲求と言います。
そのうちの一つを構成する、やる、をこんなに貶めて良いはずがありません。
Love & Peace ではありませんが、性の交わりは言わば仲良きことの証にして、究極の平和運動であることは疑いないところです。
しかしそんな理屈は抜きにして、近頃の日本男児の精子は、発展途上国の男児のそれに比べて極端に量が少なく、運動量も低いとか。
知らないうちに体に来ちゃったのですねぇ。
そうだとすると、思想とか趣味嗜好の範疇を超えた、種の衰退という大問題に行き着かざるを得ません。
しまったぁ。
事態はそこまで切迫していたのですね。
それなら仕方が無い。
私としては非常に抵抗がありますが、元気な精子を持った民族との混血以外、我がくにびとが繁栄を謳歌する道はありますまい。
おそらくわが国は、天孫系と出雲系の混血以来、様々な人種が混血することに因って繁栄を手にしてきた国。
黒人だろうと白人だろうと差別意識を抜きにして、我が民族の精力増大のため、大胆な混血が求められています。
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