悪母

文学

 昨夜は焼酎のロックをちびちびやりながら、サスペンス小説を読みました。

 帯には、最恐サスペンスと謳っていましたが、それほど恐くはなかったですね。

 春口裕子の「悪母」です。

悪母
春口 裕子
実業之日本社

 平たく言えば、ママ友同士の人間関係のゆがみを描いたものですが、LINEやらフェイスブックやらツイッターやらのSNSを駆使して嫌いなママ友を攻撃したり、一人だけLINEから外したり、なんだか陰湿なんですなぁ。

 ママどころかパパですらない私には感情移入しにくいストーリーでしたが、一気に読んだということは、それなりに面白かったんでしょうね。

 古今東西、女同士というのは問題が絶えないようです。

 私も就職して25年、女性同士の関係性には苦労しています。
 対立するグループの双方から悪口を吹き込まれたり。

 幸い私は男なので、そういうのからは常に中立でいられはしますが。