私は自宅のパソコンから職場のネットワークに入れるように設定しています。
でもこれ、あんまり良くないような気がします。
今日も、急きょお休みを取った私あてに、書類作成について指示を求める下の者からのメールがいくつか届いており、私はすぐさま指示の返信をしました。
結局、私は休んでいても職場のアドレスに届くメールをチェックし、しかも自宅から返信するやつだということが知られてしまい、体調不良だろうがお構いなしです。
振り返ってみれば、夏季休暇で中禅寺湖畔のリゾート・ホテルに泊まった時も、朝と夕方メールをチェックして、必要とあらば返信していました。
これじゃあ、お休みの意味がありません。
仕事がどこまでも追いかけてくるような強迫観念に駆られます。
ただし、自宅のパソコンから職場のネットワークに入れるようにするかどうかは本人の意思に任されており、そうしたい場合には情報管理担当部署からCDとマニュアルを借りて、自分で設定することとされています。
また、私は自室にはわずか6万円の安くてでかい有線LANのDELLのデスクトップを据え、持ち運び用には12インチの20万円以上するパナソニックを所有しています。
でかいデスクトップはでかいだけにDELLのような安いパソコンでも快適です。
しかし、持ち運び用は小さい上にどうしても扱いが乱暴になり、国産の高いパソコンでないとすぐに壊れてしまうため、パナソニックを買ったわけです。
こちらも今のところストレス無く快適に動きます。
また、持ち運び用のパナソニックは有線LANや無線LANでは田舎に行くと対応していない場合もあるため、WiMAXを使っています。
これはなかなか強力で、動作が遅かった試しがありません。
自室のデスク・トップはブログを書いたり、雑文を書いたり、精神科医に禁じられるまでは小説を書いたり、エクセルを使って家計の管理をしたりという仕事っぽいことをする時に使用し、テレビをつけながら情報収集する時にはリビングでパナソニックのノート・パソコンを使っています。
同居人は14型の大き目のDELLのノート・パソコンを使っていますが、リビングに置きっぱなしです。
同居人は片付ける能力が低く、同居人の部屋はかなり散らかっているため、ほとんど物置のような状態になっています。
但し、お互い相手の部屋にはよほどのことが無いかぎり入らない、というルールを定めているため、今同居人の部屋がどうなっているのか、私は知りません。
逆に私は部屋が寂しいくらい片付いてガランとしていないと落ち着かない質のため、稀に私の部屋を覗くと同居人は驚嘆します。
なぜいつも綺麗に片付いているのかが理解できないようです。
私はなぜ同居人が広くも無い部屋を片付けないのかが理解できませんが、それぞれの部屋には干渉しないことにしているため、私は何も言いません。
その代り、油断すると同居人は共有スペースのリビングや寝室、応接用の和室にまで自分の物を放置するので、それは厳しく諌めるようにしています。
そのため私からの叱責を怖れ、なんでもかんでも自室に放り込むという事態に相成るというわけです。
私も同居人も大学は国文科卒。
バリバリの文系人間同士で、本来、コンピューターは苦手です。
それでもある程度は使えなければ仕事にならない世の中が現出してしまいました。
私が就職した平成4年当時は、まだワープロが全盛で、コンピューターは情報管理の部署の人が使う物、というイメージがありました。
しかし2年後の平成6年には、2人に1台パソコンが支給され、あっという間に全員に1台があてがわられ、ワープロは過去の遺物となって、もうどこにもありません。
困ったのは算盤と手書きで仕事をしてきた年配の職員で、さぞかしストレスだっただろうと思います。
私よりわずか15歳くらい上の人は、算盤を二つ持って、両手で計算していたそうです。
書類作成もすべて手書き。
それじゃあたくさん人を雇用しないとまわりませんね。
パソコンの普及は定員削減に大きく貢献したものと推測します。
おそらく今は会議というと紙の資料を大量にコピーすることを常としていますが、近い将来、タブレットが各自に支給され、会議資料は各々がダウンロードして来い、という時代になるものと思います。
そうするとますます人員が削減され、さらにはコピー機やファックスの稼働率が落ちて極端に台数を減らすことになるかと思います。
しかし機械に頼って人員を減らせば、単純な仕事が無くなる代わりに頭を使う仕事の分担が増え、心を病む人が増えるであろうことは容易に想像がつきます。
「2001年宇宙の旅」ではハル・コンピューターが静かに人間に反抗し、「マトリックス」シリーズでは暴力的にコンピューターが人間を支配する未来が描かれましたね。
「ターミネーター」シリーズもそうでした。
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人間とコンピューターの戦いという荒唐無稽な物語、なんだか今の時代の進歩のスピードを考えると、SF映画の戯言とも言えないような気がして、私は空恐ろしいのです。