世にダイエット方法を伝授する書物や体重を落とすのに効果的なサプリメントなどがあふれていますね。
命に関わるほど肥満している場合には、脂肪吸引や胃の入り口を狭くしてしまう外科的療法まで行われています。
私も精神障害に罹患してから7年で20キロ増え、体脂肪や血糖値が基準値を超えてしまい、内科医から痩せるように言われてきました。
しかし、フルタイムで働きながら運動することは困難であり、食事を減らすのも苦痛で、減量は一向に進まず、せいぜい現状維持が精一杯でした。
ところが父親が亡くなってからわずか二ヶ月で、8キロも体重が落ちるという不思議な現象を前にして、人間精神の運動が向かう方向性というものに、玄妙さを感じずにいられません。
意志ではなく、感情と欲望が衰退したとき、放っておいても体重は落ちるのですね。
ズボンがぶかぶかになってしまいました。
血液検査の結果も正常に戻りました。
逆に、胃が小さくなってしまったのか、以前のようには入らなくなって困っています。
ラーメン一杯やざるそば一枚が多く感じられるのです。
昔はラーメンと半チャーハンとか、ミニ天丼とざるそばみたいな、いわゆる男飯を平気で食っていたんですがねぇ。
これ以上落ちなくてよいから現状維持でいきたいものです。