憲法記念日

文学

 今日は憲法記念日ですね。

 永井荷風「断腸亭日乗」で、日本国憲法施行の日、ただ一言、以下のように記しています。

 米人の作りし日本国憲法 、今日より実施の由。嗤ふべし。

 
おそらく永井荷風は、日本国憲法が発布、施行されたというその事実より、旧敵国がわが国を骨抜きにする目的で作った阿呆陀羅経を、その意味するところを理解せずに喜んでいる日本国民の不甲斐なさを嗤ったものと思われます。


 しかし施行65年を経た今日、どのマスコミが行う調査でも日本国憲法改正に賛成するものは50%を超え、新聞社によっては60%ちかくにも上っています。
 
 眼が覚めるのに65年もかかったことはそれこそ嗤うべきですが、冷戦下、憲法改正と言うだけで軍国主義者呼ばわりされたことを思えば、隔世の感があります。

 今、みんなの党やたちあがれ日本、自民党、民主党などは基本的に憲法改正に賛成の立場。
 社民党は護憲。
 共産党は護憲のように思われがちですが、じつは当然のことながら、赤い憲法に改正したいというのが本音です。
 公明党は今の憲法に条文を書き足す加憲。

 今国会で憲法改正を発議すれば、三分の二を得ることができ、国民投票で過半数を制して憲法改正を成し遂げることが可能です。
 機は熟しました。

 私は就職のとき、「国家公務員として日本国憲法を遵守し、・・・・」と宣誓しましたが、腹の中では嗤っていました。

 なんとか5年以内に憲法改正を見たいですねぇ。

摘録 断腸亭日乗〈上〉 (岩波文庫)
磯田 光一
岩波書店


摘録 断腸亭日乗〈下〉 (岩波文庫)
磯田 光一
岩波書店

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