今日は成人の日ですね。
今年も新成人の人数は減少し、生産人口の面でわが国が急激に衰退していることを示しています。
しかしこの問題に妙手は存在しません。
結婚しろと言っても子どもを生めと言ってもそれは個人的な問題。
国家ができることは、結婚したり子どもを生んだりしたほうが得をする社会システムを作ることしかありません。
嘆かわしいかぎりです。
ハッピー・マンデーが導入された2000年まで、成人の日は1月15日でした。
これは旧正月です。
その昔、数え年では旧正月を迎えると一斉に一つ年を取ったことから、この日に定められたと聞いています。
私が成人を迎える頃は、前年の1月16日から当年の1月15日に生まれた者、すなわち暦年で20歳を迎えた者が祝っていたように記憶していますが、最近では学齢で祝うのが一般的と聞きました。
そうすると成人の日の翌日から4月1日までに生まれた者は19歳で成人式を迎えることになり、厳密に言えば成人の日に酒を飲んではいけないことになりますね。
まぁそこは、大目に見ているのでしょうねぇ。
私は成人のお祝いはしていません。
当時、男子学生で成人のお祝いをする者は少数派でしたね。
後期試験の真っ最中でしたし。
一時期は成人式というとオツムの弱い小学生レベルの新成人が大暴れしていましたが、そんなことをしているのはもはや那覇市くらいでしょうか。
成人とはまさに人と成ること。
子どもは生物としては人間ですが、選挙権や被選挙権を認められておらず、何事にも保護者の同意が必要とされること、また、逮捕されても実名が公表されないことなどから、社会的には人間ではありません。
晴れて人と成ったからには、重い責任と義務を課せられる代償として、各種社会権が付与されているのだということを肝に銘じ、勉学なり仕事なりに励んで欲しいものだと思います。
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