わが国では、終戦というと、昭和天皇による玉音放送を全国民に向けて流し、ポツダム宣言を受諾する、という旨を伝えた8月15日をもって、その日としていますね。
しかし連合国側では、この日を単に戦闘が終わった日、とし、正式には今日、9月2日を終戦の日としているそうです。
1945年9月2日、米戦艦ミズーリ号で重光葵を全権として、降伏文書に署名が行われました。
米国は大日本帝国に屈辱を与えるため、ペリー提督が掲げていた90年前の星条旗と、真珠湾奇襲攻撃の朝ホワイトハウスに掲げられていた星条旗の2つの旗を掲げました。
真珠湾がきっかけとなって、90年越しの敵を打ち砕いたと言いたかったのでしょう。
図らずも、米国はペリーの時代から太平洋の覇権を狙い、そのためには日本が邪魔だった、ということを告白しているようなものです。
なんという愚行。
重光全権に対し、下士官兵からは罵詈雑言の嵐で、将校らは別にそれを止めようともしなかったと言います。
わが国にとっては、国恥記念日としか言いようのない日です。
ミズーリは朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争と戦い続け、1992年に退役し、現在はハワイで一般公開されているそうです。朝鮮戦争で戦うミズーリです。
惻隠の情も知らぬ連合国の野蛮な仕打ちは、自分たちは野蛮人です、と全世界に宣伝したようなもの。
それに比べ、調印文書の署名欄をカナダ代表が間違えて、連合国側の署名欄が一つづつずれ、最後の一国は欄外に署名したことをもって、これは無効だと冷静にご注意申し上げた日本側は、なかなか立派だったと思います。
できることならこのミズーリを引きずり出して、米英にとって屈辱的な条約の調印を、甲板上で行いたいものですねぇ。
そんなことは、狂気を帯びた者の戯言に過ぎないと分かってはいるのですが。
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