文化

文学

 今日は文化の日ですね。

 悲しいかな、私は職場で昨日に引き続き開催される漢籍文化の国際シンポジムのため、出勤です。
 漢籍文化ということで、パネリストも講演者も客も中国人だらけ。
 ちまたで言われているほど、彼らのマナーは悪くありません。
 さすがは研究者やそれに準じる人たちと言うべきでしょう。

 文化の日とは言いますが、元をただせば明治天皇の誕生日。
 戦前までは明治節という祝日でした。

 みどりの日を昭和の日に改めたように、文化の日明治の日と改めたらどうかと思います。
 長い鎖国の夢から醒めて、冷酷非情な帝国主義全盛の時代にわが国を帝国主義列強の地位にまで押し上げた先人の苦難の歴史に思いを致す日としたほうが、趣旨に沿うと思います。

 文化の日では、何が何やらわかりません

 降る雪や 明治は遠く なりにけり

 と、中村草田男が詠んだのは昭和6年のことだったとか。
 明治が終わって21年後のことですね。

 すると平成の御代も24年。
 昭和は遠くなりにけり、といったところでしょうか。

炎熱―中村草田男句集 (ふらんす堂文庫)
横澤 放川
ふらんす堂


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