何をするでもなく、静かな日曜日を過ごしました。
本も読まず、テレビも観ず、横になって、一日中、うつらうつらと過ごしました。
疲れていたんでしょうか。
すると、奇妙な夢を見ました。
とてつもなく快適で丸いドームに横たわった私は、高く飛翔し、ついには宇宙に達するのです。
私は宇宙の遍在となり、ついには神の領域に達します。
私こそは遍在となるのです。
そこで、目が覚めました。
何者でもない木っ端役人でしかない私が遍在となることは、不思議なことではありません。
誰もが遍在足り得るし、あるいは全ての生き物が遍在なのかもしれません。
静かな日曜日、私は神に近づいたのです。