明治の日

思想・学問

 明日は文化の日ですね。

 文化の日は、もともと明治時代の天皇誕生日。

 明治大帝です。

 明治大帝崩御の後、11月3日は平日に戻り、大正天皇の誕生日が祝日となりました。
 大正天皇崩御の後、数年して国民の間から激動の明治時代を偲ぶため、明治天皇の誕生日を祝日にしようという運動がおこり、
明治節として復活しました。
 それが戦後、なぜか文化の日として継続、今日に至ります。

 
大正天皇です。

 
思えば昭和天皇が崩御された後、4月29日
はみどりの日という、意味も由来もわからない名称でのこりましたが、後に昭和の日と改められ、昭和を偲ぶ日となりました。

 
昭和天皇・皇后ご夫妻です。

 同じ理由で、
文化の日明治の日と改めて、国際デビューから帝国主義列強にのし上がった激動の時代を偲ぶ日とするのが、日付けの趣旨に適うものと考えます。

かぎりなき 世にのこさむと 国の為 たふれし人の 名をぞとどむる

 明治天皇の御製です。
 それならなおのこと、明治大帝の名をぞとどむるべく、
文化の日明治の日と改めることは、大御心に適うというものでしょう。

 不謹慎かもしれませんが、今上天皇陛下が崩御されたら、12月23日の天皇誕生日は平日に戻るんでしょうかねぇ。
 それとも何か別の名前をつけて残るんでしょうか。
 天皇誕生日をすべて祝日として残していったら、何十代、何百代と続くうち、祝日だらけになっちゃいますね。

四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらん

 
これも明治大帝の御製です。
 日米開戦を決定した御前会議で、昭和天皇は君臨すれども統治せずの原則を守って何も発言せず、ただ、おじい様のこの御製を読み上げたと伝わっています。

 ま、先のことはともかく。
 自由と平和を愛し、文化をすすめるという趣旨の祝日がなんで11月3日なのか分からないので、明治の日
とした方が分かりやすいでしょう。

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