3人の男性から結婚詐欺まがいの手口で金を巻き上げたうえ、練炭自殺にみせかけて殺害したとして、木嶋佳苗被告に死刑判決がくだりました。
直接証拠がない中で、間接証拠の積み重ねで犯行を立証するという、なんとももやもやした検察のストーリーに、地方裁判所は乗っかった形です。
報道で見る限り、木嶋被告は真っ黒に近い灰色という印象を受けます。 木嶋佳苗被告です。
しかし、本人が犯行を強く否定しているうえ、直接証拠が無い中での死刑判決というのは、なんともいやぁな感じです。
高校生の頃、裁判では、疑わしきは被告人の利益に、と教わりましたが、実際の裁判はそうではないのですね。
偶然とは考えにくい。
いずれも被告の犯行と推認できる。
犯人は被告であると優に認められる。
これらは、裁判長が今日の判決で述べた言葉で、いずれも確たる証拠はないけど多分有罪だろう、と考えたことがそれこそ推認できる言い回しです。
いやしくも国家が人の命を奪うという決定をする以上、推認やら偶然とは考えにくいやらではまずかろうと考えます。
私も木嶋佳苗被告は99.999%くらいの確率で犯人であろうと思っています。
そして有罪であるならば、現行法規に照らして死刑しか有り得ないだろう、とも。
しかし、市井の庶民が考えることと、厳密であるべき裁判が同じであって良いはずがありません。
直接証拠もなく、犯人しか知り得ない秘密の暴露があったわけでもない本件では、私は無罪判決しか有り得ないと確信します。
そうでなければ、将来、推認とやらいう曖昧な判断で、冤罪を生み出すことが確実だからです。
何が何でも死刑にしたいのなら、何が何でも木嶋被告がぐうの音も出ないような確たる証拠を持ってきなさい。
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