核兵器廃絶?

社会・政治


 今日は長崎に原爆を投下されてから80年目の節目の日。
 母が4歳の時に長崎で被爆しており、幼い頃から原爆の話を嫌と言うほど聞かされているためか、ある種の感慨を覚えます。

 そしていつも不思議に思うことがあります。

 長崎市長も総理大臣も、必ず核兵器廃絶とか核戦争の無い世界とか言うのです。
 なんででしょう。

 それを言うなら人間を殺傷するための全ての武器の廃絶であり、一切の暴力の無い世界を求めるべきで、核だけ無くせば良いなんて、志が低いように思うのです。
 核兵器は駄目で、大砲や地雷は良いのか、もっと言うなら刀や弓矢、さらには石斧なら良いのかという話です。

 核兵器だけを特別扱いするのは間違っていると私は思います。

 核兵器の殺傷能力が極めて高いのは事実ですが、死ぬ人間にしてみれば、核兵器で死ぬのも、鉄砲で撃たれて死ぬのも、石で殴り殺されるのも、殺されるという事実に変わりはありません。
 反核ばかりを唱える愚はもう止めにしたほうが良いでしょう。