京都、大原で、驚愕の楽な労働条件のバイト募集を掲げたお店が話題になっています。
職種 座ってるだけ
年齢 80歳以上
備考 元気のない方/昼寝付き
時給 1,000円以上
だそうです。 これが話題の看板です。
これじゃあ人が殺到するんじゃないかと思いますが、柴漬けを売る店のご主人主曰く、70代の方ばかりが応募してきて、70代だと若過ぎて味わいが出ないため、今はマネキンを置いているんだとか。
私ももう37年年寄りだったら、京都に移住してでも就きたい職ですねぇ。
それにしてもなんでこんな奇妙な求人を出したんでしょうか?
店主の言い分は、
「いわゆる看板娘として、かすりの着物を着て、頭に手ぬぐいを被る大原女(おはらめ)姿になってもらいます。お年寄りが民族衣装を着た方が、受けがよろしいので、若い人では意味がありません。全国から集まる観光地になりますので、電車を降りたときに、心が安らぐようにと考えました」
とのことです。
大原女は、しば漬けの発祥地とされる京都・大原で、昭和初期ごろまで薪などを頭に載せて行商をしていた女性を指すんだとか。
さらに、「元気のない方」としたことについては、
「商売はしなくていいので、べらべらとしゃべるんと違いますからね。『どっから来よったんか』と言ってもらえるだけでいいんですよ。疲れが取れるまで、1時間でも2時間でも寝ていていい。お年寄りは、寝ているのも絵になります」
だそうです。
これまでは、母親の玉子さんが看板娘をしていたが、2013年4月25日に89歳で亡くなってしまい、今はアルバイトがいないため、マネキン人形を代わりにしているとか。
なんでも理由があるものですねぇ。
しかし80歳を過ぎたとしても、男じゃ駄目なんでしょうかねぇ。
あんまり年をとると、ぱっと見の性差は小さくなりますし、私は165センチと小柄なので、女装で誤魔化せそうな気もします。
でもしゃべったら声でばれちゃうかもしれませんねぇ。
何度もテレビの旅番組などで取り上げられ、ツイッターなどでも話題になっているそうですが、なかなか人が来ないのは、案外しんどい仕事かもしれません。
何もしないで座っていては、退屈で仕方ないし、時間が経つのが長いですからねぇ。