岸田新内閣が発足してから株価が下がっただの、変わり映えしないだの、早くも良い話がありません。
しかし、まだ何の仕事もしていないのですから、もう少し長い目で見なければなりますまい。
岸田新内閣発足については、自民党支持者の中でもがっかりしたという声を聞きます。
私は選挙前から、他の3人よりはマシという弱い岸田氏支持でしたが、確かに地味ではあると思います。
政策に強いが政争に弱いということで、お公家集団などと揶揄され続けてきた宏池会の会長らしいと言えばらしいですね。
池田勇人以来、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と総理大臣を輩出し、岸田新総理で5人目だそうです。
池田総理は生まれる前の方なのでもちろん記憶にありませんが、大平首相からは記憶があります。
大平首相は私が小学生の頃に在任し、会話や演説などの際、やたらと「あー」とか「うー」とか言うので、「あーうー宰相」なんて言われていました。
しかし、政治記者によると、「あー、うー」を取ると、直しようがないほど完璧な文章になっていたというから驚きです。
鈴木善幸という人は特徴が無かったのか、あまり記憶にありません。
宮澤喜一はよく覚えています。
私が大学生の頃の総理です。
嫌味なほどインテリ臭が漂う人でした。
当時のクリントン大統領に上から目線で「よく勉強していらっしゃる」なんて言っていましたね。
そしてこのたびの岸田総理。
どんな仕事をして、どんな風に印象に残っていくのでしょうね。
正直、権力闘争に自ら望んで突入していく人の気がしれません。
なんだか虚しいような気がします。
見ている分には面白いのですが。