橋下徹ーハシズムー

社会・政治

 橋下徹大阪市長の政治手法を、ハシズムと言うらしいですねぇ。

 いきなり前市長の側近で局長・部長級の幹部職員を、実質上待機しているだけの総務局付に更迭したとか。

 怖ろしく強権的ですねぇ。
 分かりやすいというかなんというか、なんだか侵略者みたいです。
 理由は、行政職員にも関わらず政治的な行動が目に余るから、だとか。
 しかしそれは前市長の命を受けての話。
 市長が変わったのだから、これからはこうしなさい、という指示をすればよいだけのこと。

 第一行政職員が政治的な仕事をするのは、政治家の怠慢のせいだと思いますがねぇ。

 さらに、テレビの路上インタビューで、「民意という単語が僕の(認識)とは違う」と応えた市職員と、「向こうが言っている二重行政が分からない」と返答した職員2名に反省文を書かせ、自分への忠誠を誓わせたそうです。

 なんだかヤクザみたいです。

 橋下市長「『民意』とは公務員の身分で言うべきことではない」と吠えていたとか。

 しかし勤務時間外であれば、公務員にも言論の自由があり、結社の自由があり、民意の一部を構成しています。
 出勤時だか退勤時だか知りませんが、役所から外に出てテレビに自由に意見を言うのは彼らの勝手。
 それも誹謗中傷したわけではありません。
 自分の考えを素直に述べただけです。

 大体上司から下される業務命令を、心の底から素晴らしい政策判断だと信じて遂行する者がこの世に存在するとは思えません。

 大人同士で、様々な思想信条を持った者同士が日々の糧を得るために立場上やむを得ず、仮に命令したりされたりしているだけ。

 むしろ大抵の上司は馬鹿げたことを言ってばかりです。
 これは二十年のサラリーマン生活で得た唯一の真理です。
 まともなことを言う上司なんて滅多にいません。

 上司というものは端から馬鹿げたことを言う動物だと思えば腹もたちませんが、さすがにテレビで前市長寄りの発言をしただけで反省文を書けと言われたら、その命令はいかなる規則法令に基づいて発するのか、と市長を問いただすべきです。

 そして市長は、そんなことをしていたら大阪市役所職員の9割くらいが毎日毎日反省文を書くことに時間を取られて市政が滞ることを思い知るべきでしょう。

 部下や目下の者を尊重できないようでは、相当器が小さいと言う他ありません。

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