今夜、ユーチューブに400円を払い、米国製のドキュメンタリー「次郎は鮨の夢を見る」を鑑賞しました。
私はかつて、亡き父に連れられて、浅草の高級鮨店でご馳走になりました。
その際、かの有名な銀座久兵衛で16年修行したという鮨職人の技を堪能しました。
まずは刺身や焼き物で一杯やり、しかる後握りで腹を満たすというコースでした。
その後亡き父の許可を得て、多くのおねぇさんを連れ出し、勘定は親父につけて、悪事に及ぶことたびたびでした。
楽しかったですねぇ。
同居人は、知ってか知らずか、何も言いませんでした。
全くたいした女です。
ところが次郎さんの店は、握りのみ。
つまみは無しです。
当然酒も無し。
それでいて、最低3万円かかるとか。
ひたすら旨い鮨を食いたいという人にはよろしいでしょうが、一杯やりたい向きにはよろしくないようです。
そして当然、私のような呑兵衛には向かない店です。
鮨は元々屋台のファースト・フード。
高級面してのんびり飲むようなものではありません。
しかし、中年になってさして多くの飯が入らなくなった私には、つまみと酒がメインで、握りは少しでかまわないのがご希望です。
次郎さんの店、お金持ちでお酒を好まない人向けのようです。
80歳過ぎてなお、一度も満足いく仕事をしたことが無いという次郎さん。
酒が嫌いで握りがお好きな方にはおすすめです。