昨年の10月15日の深夜に激しい喘息の発作に襲われて救急車で病院に連れていかれ、そのまま入院となったことはこのブログでも報告したところです。
あの時は喉の痛みや咳が続いていたのに、市販の咳止めを飲むだけで、病院に行こうとは思わず、悪化させしまったことが原因でした。
高濃度の酸素を吸い、三日間点滴を続けてやっと良くなり、退院しました。
たかが喘息と思っていましたが、テレサテンなど、油断していると死に至ると聞き、震え上がりました。
まだ死ぬには早いと思ったのです。
それ以来、禁煙し、うがいを欠かさず、少々高いですが毎日吸入を続けてきました。
ところが3日ほど前から喉の痛み、激しい咳、息苦しさなどの症状が現れ、このまま行くとまた悪夢の入院になってしまうと、掛りつけの内科を受診しました。
そこで咳止めの強い薬や気管支を広げる薬、吸入などが処方されました。
医師は「絶対に治る」と心強いことを言ってくれます。
医師の処方による薬とは凄いもので、市販薬では良くならなかった症状がぴたっとおさまりました。
7日分の薬が処方されましたが、医師からは三日もすればすっかり良くなるだろうけれど、7日分飲みきるように、との指示がありました。
三日どころか、自覚的には半日で良くなってしまいました。
悪化する前に受診して本当に良かったと思います。
お釈迦様はこの世の苦しみとして、生・老・病・死があると説きました。
そのなかの一つ、病が私を襲ったわけです。
精神病を発症しただけで、私は体の病気にはほとんど罹患したことがありませんでした。
しかし喘息になってみて初めて、体の病気の辛さを思い知ることになりました。
もう入院はしたくありません。
意識が朦朧としていた時、トイレに行かなくても済むようにと、尿道に管を通されたのですが、通す時も抜くときも猛烈に痛い。
また、抜いた後しばらくはお小水のたびに激痛に襲われました。
おそらく尿道に傷がついたものと思われます。
そして病院食というもの、これが人間の食い物かと思うほど不味い。
この2点だけでも、入院は極めて嫌なものです。
難病で長期間入院して治療を行っている人から見ればちゃんちゃらおかしいでしょうが、人は自分の経験からしか学ぶことは出来ません。
喘息に関しては、ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに病院に行くようにすれば悪化させずに済むらしいということを学びました。
しかし他の病気はどうでしょうね。
これから体のあちこちにガタが来るであろうことは容易に想像がつきます。
それが年を取るということでしょうから。
とにかく現代医学に恃んで、早目の受診を心がけたいと思います。