日曜日の夕方。
一週間で一番憂鬱な時間です。
それを吹き飛ばそうと、寅さんを観ました。
今回は珍しく、アメリカ人の渡世人が登場します。
堪能しました。
寅さんの故郷は葛飾柴又で、江戸川のすぐ近く。
江戸川土手で川を見ながらほっこりする場面が良く出てきます。
私の実家は江戸川区で、同じように江戸川がすぐ近くを流れています。
よく、江戸川土手を散歩しました。
その思い出が、寅さんを観ると懐かしく感じられて、故郷が恋しくなります。
それが、寅さんばかり観ている理由の一つでしょうか。
しかしコロナ禍で、実家にもなかなか帰れません。
最も私は堅気の木っ端役人。
寅さんのような旅から旅の渡世人とは正反対の職業に就いています。
隣の芝は青く見えるの譬えのごとく、寅さんのような生活に憧れを抱かずにはいられません。
日曜日の夜、本当は明日に備えて素面で寝るべきでしょうが、日曜日の夜は心が乱れて、一杯ひっかけないと眠れません。