昨日、卵巣膿腫の手術のため、同居人が入院しました。
午後、私は休暇を取って同居人、義父母と一緒に医師から手術の説明を受けました。
医師は一見20代に見える、痩せ型の童顔でしたが、間近で見ると肌の色艶から、30代後半くらいかなと見当をつけました。
態度も堂々としいながら丁寧で、少し安心しました。
卵巣の片方は全摘出、片方は2割ほど残すそうです。
それほど腫れがひどいとのこと。
2割ほど残すのは、全摘出した場合更年期障害がひどくなる怖れがあるからだとか。
2時間ほどの手術で、よくある簡単なものだと言っていました。
ただし、摘出後、その細胞を検査にまわし、悪性かどうか調べるそうで、結果が出るまで一週間かかるとかで、悪性という言葉に、私の心は沈みました。
まぁ、後は専門家に任せるしかないので、私はとくだん質問もしませんでしたが。
今日の手術に備え、昨日は重湯くらいしか口にしていないせいか、同居人はさかんに「お腹が空いた」、と恨み言を述べていましたね。
「治ったらさんざん食ってやる」、とも。
私はよほど沈痛な顔をしていたらしく、手術を受けるご本人から、「簡単な手術なんだから心配しなくていいよ」と励まされ、義父からは肩をもまれました。
まったく頼りない婿殿ですなぁ。
今日は一日休暇を取っており、これから病院に向かいます。
手術は午後一番で始り、夕方には麻酔から醒めた患者とご対面というわけです。
そこにいたれば、私の表情も少しは和らぐでしょうか。