最近産経新聞などが、日本国家が従軍慰安婦を強制的に連行したことを認めた河野談話の嘘を暴く記事をさかんに掲載していますね。
国家や軍が関与した物的証拠が見つからないことは河野談話が出された時から衆目の一致するところでしたが、強制的に連行されたと主張する朝鮮半島の老女十数名の証言を証拠として、談話は発表されました。
その時のいきさつを、当時官房長副長官だった石原氏は、今になって「とにかく強制連行を認めて謝罪すれば韓国国民の怒りはおさまり、両国友好に役立つだろうという政治的判断があり、ことの真偽はあまり問題にしていなかった」と語っています。
事の真偽こそ、最も重要だと思いますがねぇ。
また、当時盧泰愚大統領は、「慰安婦の問題は日本のマスコミが騒いだために韓国国民に知られることとなり、大問題になってしまった」と語っています。
韓国のおばあちゃん達は恥ずかしくて言えなかったんでしょうかねぇ。
従軍慰安婦だったと称する老女たちの証言内容は、河野談話から20年を経てなお公開されていません。
自民党には20年前の時点で公開すべきだという意見がありましたが、河野官房長官が厳禁したそうです。
なぜでしょうねぇ。
公開するとまずい内容が含まれていたのでしょうか。
1983年に慰安婦狩りに参加したという著書を出版した吉田某なる人物は、後にそれが嘘だったとばれて、「事実を隠し自分の主張を混ぜて書くのは新聞だってやる」と開き直っています。
証言内容が分からない以上なんとも言えませんが、要するに疑わしきは罰せずの逆で、疑わしいから謝っちゃった、自作自演の偽証としか、現段階では思えません。
大騒ぎした日本のマスコミも、当時の宮沢内閣も、愉快犯であるかのごとくです。
嘘でも多数の人々が信じればそれは真実となり、現に米国議会などは、わが国の戦争犯罪として非難する決議を行っています。
河野洋平及び宮沢内閣の罪は誠に重いと言わざるを得ません。
この際、証言記録をすべて公開し、物証と照らし合わせてそれが嘘なのか本当なのかを検証すべきでしょうねぇ。
嘘にしろ本当にしろ、確たる証拠がなければ他人を責めることは許されません。
こういうことを認めてしまうと、嘘をついてはいけません、というわが国の美風というか倫理規範は、根底から崩れてしまいますよ。