波乱万丈

精神障害

 年末恒例のFNS歌謡祭で、久方ぶりに華原朋美と小室哲哉が共演し、往年のヒット曲、「I BELIEVE」を歌うんだそうで。

 おめでたいのか何なのか、よく分かりません。

 当時、二人は交際しているとのことでした。

 しかも当時は小室全盛時代。

 しかし小室は華原と別れ、KEIKOと結婚してしまいました。
 そのKEIKOは今、病床に臥せっています。

 華原はと言えば、ヒット曲に恵まれず、精神的な病を患ったり、変な華原再生番組に出たりしましたが、鳴かず飛ばず。

 それが古い歌とはいえ、日の目を見る舞台に立つのですね。

 波乱万丈の人生ですねぇ。

 一見波乱万丈からは程遠いはずの、公的機関の勤め人となり、28歳で結婚した私。

 平穏無事な人生を送れるのかと思っていたら、精神障害発症により頓挫。

 10年に及ぶ長い闘病の果てに、ようやっと立ち直りました。

 私に暴言を繰り返した職場のトップに弁護士を立てて謝罪と損害賠償を求めたり、小説を出版したり、NHKの番組に出たり、躁状態が時にはひどい浪費をしたり。

 小市民の私にしてみれば、十分波乱万丈でした。

 波乱万丈の人生というのは、客観的に見てあり得ないことが起こるという意味ももちろんありますが、自分にとってあり得ないと思っていたことが連発することも、そう呼ぶのだと思います。

 ここ4年ばかり、私は服薬しながらも、まずは穏やかな日々を過ごしています。
 
 これを幸福と呼ぶのでしょうか。

 だとしたら、幸福と言うのは退屈なものですね。

 平穏無事を望みながら、もうひと波乱起きてほしいと思ってしまうのは、もしかしたら精神障害を脱した証しなのかもしれません。

 どっちにしても、強欲な質に生まれついてしまったものです。

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