消費増税

社会・政治

 安倍総理は10月初旬に来年4月から消費税を5%から8%に引き上げるかどうかを判断する、と言っています。

 現在の状況を見ると、増税は既定路線のように感じられますが、反対意見も多く聞きます。
 反対意見と言っても、先送り、もしくは1%づつ増税など、結局は増税そのものに反対ではなさそうです。

 私の目下の関心は、車の買い替え。

 すでに6年乗って、走行距離は5万キロを超えています。
 おまけに車検が来年の2月に迫っています。
 下取り価格や消費増税を考えると、この辺が買い替え時かと思いつつ、調子が良く、気に入っている車を手放すのは惜しいような気もします。

 困っちゃいました。

 増税すれば、一時的に消費は冷え込み、景気は悪化するでしょう。

 しかし長い目で見れば、少子高齢化が進み、年金制度も破綻寸前の状況に鑑みて、増税はやむを得ないところだろうと、頭ではわかります。

 所得税の増税などに比べ、消費増税は公平だと言いますが、可処分所得の違いを考えれば、米や味噌などの税率を軽減しないままの消費増税が公平だとはとても思えません。

 国家がこれは生活必需品でこれは贅沢品、と決めて軽減税率を導入するのはかえって不公平だという意見を聞くことがあります。

 それは一理あります。

 国家が国民に価値観を押し付けることになるわけですから。

 しかしそうは言っても、世の中には常識というものがあります。
 常識的に考えて、米や醤油や味噌は誰もが必要とするものですが、高価な腕時計や宝飾品、高級車などは、そもそも庶民が買えるものではなく、米や味噌と同じ税率にするのは如何なものかと思います。

 難しいのは、グレーゾーンの物でしょうねぇ。

 じゃあ、軽自動車や大衆車は生活必需品か、果物や高級菓子はどうなんだと問われれば、私は沈黙せざるを得ません。

 もはや我々庶民はまな板の上の鯉。
 10月初旬の安倍総理の決断を固唾を飲んで見守る他ありますまい。

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