消防訓練

社会・政治

 午前中、職場で消防訓練がありました。

 私は初期消火班ということで、火災発生の放送を聞くや消火器を持って火災発生場所に走り、初期消火を行うもこれに失敗し、消火器を放置して避難場所である広場に逃げる、というシナリオです。

 この一年で22キロも体重が落ちたせいか、消火器がひどく重く感じました。
 その上それを持って走るのは難行苦行です。
 息が上がってしまいました。

 国立の機関というのはどこもそうですが、無駄に広いのですよねぇ。
 広いから当然走る距離が長くなるというわけで、初期消火班が到着する頃には相当火がまわっているはずで、だから初期消火に失敗するというシナリオなわけですが、むしろ端から初期消火など諦めて逃げた方がいいような気がします。

 まぁ、消防署に年一回の訓練を義務付けられ、報告書を提出しなければならないため、やむを得ずやっているようなものです。

 2年前の東日本大震災の時も、私たちは外の広場に逃げる他なく、15分くらい広場に留まった後、たしか15時前くらいには帰宅命令が出ました。
 電車は完全に止まっており、帰るに帰れず職場に宿泊した者も多かったですねぇ。

 私は車通勤でしたので帰れましたが、普段30分くらいのところ、6時間かかりました。
 渋滞が激しかったので。
 6時間もあれば、千葉から京都くらいまで行けちゃいますね。

 帰り道、いくつかコンビニがあり、寄りましたが、トイレも渋滞、商品は何もなくなっていました。

 千葉県は沿岸部で被害が出ましたが、東北に比べればたいしたことはありませんでした。

 翌日はお休みになりましたが、スーパーに行ったら、商品がいつもの半分以下しかありませんでした。
 流通が滞ると一気に普段の生活ができなくなることを痛感させられました。
 ガソリンスタンドもしばらくは大渋滞で、しかも一人2,000円までの給油制限がかかっていました。

 世の中一寸先は闇。

 自然災害にしても、犯罪にしても、戦争にしても、起きる時は一瞬にして発生し、私たちの生活を滅茶苦茶にします。

 一見安穏に見えるわが国での生活もちょっとしたきっかけで、どうなるかわかりません。

 誠に生きるとはしんどいことです。


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