深酒

その他

 昨夜は千葉駅近くの居酒屋で元上司二人と同居人と私の四人で一杯やりました。
 
 一人は69歳で、すでに完全引退し、今はお寺や神社の役員をやったり、小さな畑で野菜を作ったり、お好きだというクラシック音楽を聞いたりして楽しくやっているようです。
 とくに悪いところもなく、元気いっぱいでした。
 孫が可愛いらしく、中学生の孫の話ばかり。

 もう一人は60歳で、文部科学省関連の仕事は退職し、今は某商社で単純な書類作成の仕事をしているとか。
 5年前に離婚し、現在婚活中とのこと。
 二人の息子さんは就職、結婚して最近初孫ができたそうです。
 
 別れた奥さんに未練たらたらのようで、今もよく夢に見るとか。
 元奥さんが今どこでなにをしているか、全然知らないそうで、二人の息子の結婚式にも現れなかったとか。
 親兄弟は縁を切ることが極めて困難です。
 何しろ血で結ばれていますから。

 しかし、いくら深い愛情を持っていても、どちらかが絶対に離婚すると決心した場合、夫婦の絆というものはいともたやすく壊れてしまいます。
 55歳まで、30年間も連れ添っても、壊れるときは呆気ないものです。
 この人、私たちの仲人を務めた関係で、私たちに離婚したことを言いだせず、5年も経ってそのことを知らされました。
 人生色々ですねぇ。

 で、私の実家がお寺ということで、寺の大黒たる母は顔が広いだろうから、母に良い人がいたら紹介してくれるよう頼んでほしい、と言われました。
 仲人子である私が親同然の仲人に後添えを紹介してほしいと頼まれるとは、じつに奇妙な感じですが、恩ある人ですから、母に頼んでみようと思っています。

 仲人は幼児の頃に事故で片足を無くし、しかし素直に育って公務員試験を受けて文部科学省に勤め、25歳で結婚して子供も二人でき、しばらくは順風満帆でしたが、不祥事を起こして依願退職。
 文部科学省の口利きで私学の管理職に再就職しましたが、うまくいかず、退職。
 もう一回別の私学を紹介してもらいましたが、そっちもダメ。
 さすがに3回は紹介してもらえず、片足が無いことから、障碍者枠で某商社に就職したそうです。
 波乱万丈とはこのことですねぇ。

 しかしこの人、明るく前向きで、今は仕事をこなしながら、人生の最期をともにする伴侶を求めているところだそうです。
 最近は高齢者向けの婚活パーティーや婚活サイトもありますし、さすがに60歳ともなると結婚歴が無い男より結婚経験がある男のほうが有利だと言いますから、持ち前のバイタリティーで未来を切り開いていくものと思います。

 昨夜は久しぶりに深酒してしまいました。
 二次会で千葉駅近くのホテルのバーに行ってしまったのが失敗だったかも。
 少し反省。

 

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