今日は久方ぶりの診察がありました。
私が仕事は順調であり、仕事のストレスはもはや感じておらず、自分の担当は私のラインにいる職員を使って上手にこなしていることを話したところ、精神科医は減薬を提案してきました。
最大4錠飲んでいた抗うつ薬のリフレックスですが、時間をかけて減らし、現在2錠。
それを1錠にしてみたらどうだろうか、と言うわけです。
私に否やのあろうはずがありません。
減薬を承諾しました。
ただし、双極性障害を患う私にとって、怖ろしいのは躁状態。
うつ状態はひたすら体が動かなくなるだけで、他人に迷惑をかけることはありません。
しかし躁状態に陥ると、喧嘩っ早くなり、暴力的になり、さらには浪費を繰り返す怖ろしい状態になります。
そうなると、意志の力ではどうにもならないのです。
したがって、一日4錠飲んでいる抗躁剤は、減薬の対象になることはありません。
また、日々の緊張や不安を取り除く抗不安薬も減ることはありません。
ただし、抗不安薬は日常的に飲む薬ではなく、不安が強い時、一時的に飲む伝家の宝刀のような薬で、飲まないまでも、常時ポケットに入れてあるというだけで、私の不安を柔わらげます・
私は今では、抗不安薬を飲むことも稀です。
しかしいつもポケットに抗不安薬を忍ばせておくことは、私の精神の安定に多いに役に立っています。
多分、私のにようにうつ状態の危険も躁状態の危険も抱えた双極性障害の患者にとって、抗躁剤は一生手放せない薬なのだと思います。
それでも、私は一向に構わないのです。
精神病薬の服用によってほぼ健康な人と同様に働き、まともな給料をもらえるとあらば、医師が処方するままに、じゃんじゃん薬を飲もうと思います。
服薬によって健康な日常生活が送れるのなら、現代の安全な薬を怖れる必要はありません。
多分、精神科医は抗躁剤のリーマスは生涯飲み続けなければならないとしても、抗うつ薬は完全に切ることを考えているのだと思います。
私はただ、おのれの精神状態を注意深く見つめつつ、主治医の指示に従おうとと思っています。