最近AKB48という少女アイドルグループがたいへんな人気を博していますね。グループのアイドル集団というのは今までもいましたが、100人を超えるというのはちょっと異常です。しかも選挙と称して組織内の序列を作っているとか。
秋元康はおニャン子クラブで妻を見つけましたが、今度は愛人でも探しているのでしょうか。
古来わが国では、少女アイドルに熱狂する青少年、というパターンがありました。
最近ではモーニング娘。、ちょっと前ではおニャン子クラブ、その他少女アイドルを数え上げたらきりがありません。とても美少女とは思えない女子プロレスラーのアイドルユニットというのもありました。
十年ほど前からは、サラリーマンのはずのアナウンサーまでがアイドル扱いされたり、アマチュアスポーツの選手が脚光を浴びたり、若くて見た目が良ければなんでも良いようです。
明治後期から大正にかけては、娘義太夫というのが流行り、寄席に書生が大挙しておしよせ、義太夫が佳境に入ると「どうする、どうする」と掛け声をかけたことから、どうする連と呼ばれたそうです。
キャンディーズのファンクラブも全キャン連と呼ばれていましたね。
さらに古くは、平安時代末頃に現れた白拍子というのがありますね。
当時の流行歌である今様を吟じながら舞いを舞う少女や遊女、少年、と言いますから、まさにアイドルですね。
日本人の少女好きは筋金入りですね。
メイド喫茶とかいう不気味なものも人気を集めているやに聞きます。
光る君も、少女というか幼女をさらって好きなように育てる、という犯罪を犯していますね。もっとも君は、年増も好きだし少々なら不細工もいける好き者ですから、少女好きというわけではないかもしれません。
翻って西洋に目を向けると、「ロリータ」をはじめとして、美少女にまどう中年男、という構図が一般的で、より退廃の度が強いように思います。
最も古くは、日本武尊が美少女に変装して熊襲に酒を飲ませ、殺害する、という神話がありますね。
ここでは美少女好きの男を殺すのにトランスジェンダーを利用するという、実験的ともいうべきストーリーが展開されます。
この少女好きがどこから来るのか、不思議ですね。生殖本能だというのなら、20代半ばくらいがちょうどよいのではないかと思いますが。
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