特定秘密保護法案

社会・政治

 昨日、特定秘密保護法案が衆議院で可決されましたね。
 参議院での審議・採決が残っていますが、参議院での各会派の勢力を考えれば、ほどなく可決されるでしょう。

 もう30年も前に、中曽根内閣時代、スパイ防止法というのが廃案になって以来、国家機密を漏えいした者への罰則を課す法律を制定するのは、自民党の悲願でした。

 内容を見ると、穏当なものです。

 特に、取材の自由に十分に配慮しなければならない、という文言が付け加えられ、この法案に対する反発が強いマスコミに配慮している点など、なかなか狸なやつがいたものと想像します。

 特定秘密に指定できるのは、①国防、②外交、③テロ活動等に関することとされていますが、ずいぶん大雑把ですねぇ。

 それでも、秘密でもなんでもない、中国船がわが国の海上保安船にぶつかってきた映像を恣意的に秘密扱いし、それをインターネットで流出させた海上保安官が辞職せざるを得なくなった民主党よりは大分マシでしょう。

 特定秘密を扱える役人は、経済状況、飲酒状況、精神状態などを勘案して決めるそうですが、そうなると精神障害者の私ははじかれてしまいますね。

 保険屋も精神科に通院していると言っただけで逃げるように去っていきます。

 精神障害者差別は未だに根強いようです。

 それはさておき、むやみに特定秘密に指定するのはお止しになっていただきたいものです。

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