何やらきな臭くなってきましたねぇ、大阪。
府知事が辞職して大阪市長選挙に出馬し、府知事選と市長選を同時に実施して子分を府知事に、おのれは市長となって大阪都構想を推進するとやら。
大阪都構想なるもの、実態が報道からではもう一つイメージできませんが、要するに大阪府にとって小うるさい存在の大阪市から二重行政の弊害をなくすという名のもとに権限を奪おうというもののようです。
東京23区のように、市町村としては破格に権限の小さな自治体にしたいのでしょうね。
橋下徹という人、いかにも独裁者然として、頼もしいといえば頼もしい、不気味と言えば不気味です。
しかもこの人、今の日本政治に必要なのは独裁だ、と言ってはばかりません。
こう優柔不断な指導者ばかり毎年毎年交代して、重要案件はほとんど先送りでは、強力なリーダーシップを発揮する独裁型政治家が欲しくなるという気持ちはわかります。
しかしまあ、それを言っちゃあおしまいよ、というセリフではありますねぇ。
府知事に当選したばかりの頃は、府職員の悪口ばかり言って、府職員が大阪を腐らせているような言い分でしたが、しばらくするとぱたっと言わなくなりましたね。
府職員はそれほど腐ってはおらず、上手におだてて使ったほうが得策だと気付いたものと思われます。
およそあらゆる組織で、トップが部下の悪口を外部に向かって言いまくることほど部下のモチベーションが下がり、モラルが低下する下策はありますまい。
そういう意味では、終始市職員の悪口を言い続け、市長を辞めた今も言い続けている竹原信一という人、よほど人心掌握の術を知らなかったものと見えます。
市長選に落ち、続いて挑んだ鹿児島県議会議員選挙にも落ちたのは、鹿児島県民の良識を示すものでした。
大阪維新なるもの、私のような東京生まれの東京育ちで千葉在住の者には対岸の火事ですが、悪い芽は早く摘んだほうが良いと思います。
橋下徹はまだ42歳。
いずれ国政に打って出て総理を目指し、ナチが成立させた全権委任法みたいなものを画策するやも知れません。
なんとなく独裁者面をした人というのは、多分本性も独裁者なのです。
内面は外に現れます。
大抵の場合、人は見かけによるものですから。
にほんブログ村
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!