独裁者、敗れる

社会・政治

 阿久根市の竹原前市長、選挙に敗れましたね。
 彼の政治手法については、このブログでも何度か取り上げ、危惧を表明してきました。
 市職員組合とマスコミに負けた、とコメントしていましたね。
 これは民主党とも相通じる大きな誤解です。
 市職員は部下、敵ではありません。
 部下を敵に回して仕事はできません。
 
 竹原前市長がやろうとしたことは、それほど過激なことではありません。
 破綻寸前の阿久根市の現状に鑑み、市議や職員の給与を削減しようとしたことは、納得できます。
 しかし、やり方があまりに独善的でした。
 本来災害時などのやむを得ない場合を想定して専決処分という行政行為が許されているのを悪用して、平時にも関わらず議会を開かず専決処分を連発。
 張り紙を剥がしただけの職員を懲戒免職。
 議会への出席拒否。
 自分に批判的な人物が理事長を務める保育施設への補助金凍結。
 でたらめです。
 
 おのれ一人阿久根市の救世主のような顔をして、人の意見に耳を傾けようとしない。
 市長は市民から選ばれていますが、市議も市民から選ばれていることを忘れているようでした。
 今回、阿久根市民が良識を示したことは良かったと思います。
 無事これ名馬。
 一市長がこれだけ全国に有名になってしまうこと自体、悪い馬であった証拠です。
 名馬は目立たず人知れず、良い仕事をするものです。 

 まだ竹原前市長のブログには選挙結果を受けての記事がアップされていませんが、何を書くのか楽しみです。

 
http://www5.diary.ne.jp/user/521727/ ⇒ 竹原前市長のブログです。

独裁者 “ブログ市長”の革命
竹原 信一
扶桑社
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い