珍しい

社会・政治

 祖母が15歳の孫を刺し殺したとか。
 少年の両親は離婚して、妹とともに祖父母に育てられていたとのことで、珍しいケースです。
 近頃親が子を虐待死させても、子が親を殺しても、さほど驚かなくなりましたが、今回は驚きました。

 いったい何があったんでしょうね?
 並大抵のことでは老婆が孫を刺し殺すなんてありえないと思います。
 先日は、優先席に座っていた高校生の顔を傘で突いて大けがさせた高齢者者がいました。

 数年前、切れる17歳、とか言って、少年の暴行事件が問題になったことがありました。
 今度は切れる60代ですかね。

 パピルスの昔から、今時の若者は批判の対象でした。
 明治20年頃は明治生まれが国を滅ぼすと言われましたし、1980年代には若者を新人類と呼んでその行動は不可解とされました。
 しかし今は、新人類も40代後半、社会の中枢を担っています。 

 いつの世も若者は頼りなく、上の世代から見れば不可解なもの。
 永遠の繰り返しです。

 犯罪行為を世代のせいにしてはいけません。
 すべて、個人の責任に帰せられるべきですね。

 
子供叱るな来た道じゃもの、年寄り笑うな行く道じゃもの。 
 
 憂き世の恐ろしさは、人の想像を遥かに超えた、暴力と悪意が厳然として在ることですね。