生死(しょうじ)

社会・政治

 生き物というのは誠に因果なもので、他の生き物の命を奪わずしておのれの命を永らえることができません。

 草食獣は植物の命を奪い、肉食獣は草食獣の命を奪います。

 そして猿の一部と人間に至っては、愚かにも同族同士で殺し合うという馬鹿馬鹿しいことを続けていますね。
 これを愚かと言わずして何を愚かと呼ぶのでしょうか?

 先ごろ、ケネディ駐日大使が、ツイッターで、わが国のイルカ漁を批判するつぶやきを書き込んだというニュースに接しました。

 これはまた、一般の愚かな人間に輪をかけて愚かな言動だと言わなけれななりますまい。

 他の生命体の命を奪わなければ生きていけない身であれば、同族を殺すなかれというのは百歩譲って理解できますが、牛や豚の殺害は残酷ではなく、イルカの殺害は残酷だというのは、まったくもって理解できません。

 それもこれも、人が生きるために必死に行っている労働であることに違いありますまい。

 人間は殺すために農作物を育て、殺すために家畜を太らせ、ただ可愛いというだけで犬や猫の遺伝子を操作してきました。

 その先頭を走っていたのが大英帝国であり、その後継国家というべき米国です。

 イルカが可愛いからか、人間のお友達だからか知りませんが、毎日のように畜肉を喰らいながら、他国の漁民が生きるためにやむを得ず行っている殺生を責めるとは、お門違いも甚だしいというものです。

 そんなことをほざきたいのなら、ベジタリアンどころか、一切の食物を摂取せず、霞を食って生きる仙人にでもなってご覧なさい。

 あのおばさん、どこか胡散臭いと思ってはいましたが、やっぱりボロを出しよりましたね。

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