異様の風体

精神障害

 我、本日も定刻に出勤す。
 仕事に精励せむと試みるも、心ここにあらず。
 書類仕事に励む能はず。

 背中に冷風吹きたるがごとし。
 悪寒やまず、くさめ頻々たり。
 我の肉体、人並みの力を得ず。
 かくのごとき肉体で、日々働かむとは、我をして自嘲の嗤ひ堪へ難し。

 されど、かくのごとき程度の不調で退勤せば、我働くを得ず。
 日々を無為に過ごす他なし。

 それがため上着を羽織り、膝かけを用いて暖をとり、不調を乗り切らむと欲す。

 同僚悉く半袖にして、我、異様の風体なり。
 しかれども異様の風体、我が体調を復活せしめたり。

 昼食の後は午睡を取り、午後よりは万全なる体調にて職務に精励するを得たりと感得す。

 ありがたや、異様の風体。
 楽しめるや、午睡。

 我、黒き不安を抱えつつ、わずかの安心を得むと、午睡の和室に向かうべし。

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