痛々しい

文学

 今日は体を起こすことが出来ず、休暇を取りました。
 二日酔いというわけでもなく、理由が分かりませんが、とにかく起き上がれなかったのです。

 朝飯も昼飯も食わず、夕方5時まで眠り続けました。

 原因を探っても仕方ありませんが、うつのサインのような気がしてなりません。

 日中、うつらうつらしながら、なぜか高校から大学にかけてのころの夢を見ました。

 あの頃の私から見たら、今の私は絶望的な状況に見えるでしょうね。
 小説で一発あてようと野望を抱いていましたから。

 それが木っ端役人として薄給に甘んじていると知ったら?

 夢のなかの少年の私は、自信満々でした。

 それが今となっては痛々しい。

 懐かしい、という感情は湧いてきませんでした。

 今の私には、とにかく出勤することが大事。

 明日こそは、出勤しましょう。