苦しみと喜びは背中合わせについているとやら。
なるほど、苦しんだ仕事ほど達成感も大きいものです。
冬山に命がけで登る人は、その苦しみの末に来る喜びをもとめているのでしょうか。
私が好んで愛聴するサンタラというグループがいますが、「Joy & Pain」という曲を歌っています。
Joy(喜び)という名の子とPain(苦痛)と言う名の双子の姉妹を歌ったもので、示唆に富んでします。
まずは「Joy & Pain」をお聞きください。
今度の土日のNHKの撮影、なんだか憂鬱になってきました。
好きなホラー映画についての取材なら喜んでうけたものを。
山頭火の句によって癒されたうつ病患者としての取材ですからねぇ。
いわば私自身の暗部をさらけ出すようなもの。
それもテレビで。
しかし、NHKの福祉番組などには、うつ病患者のみならず、性同一性障害の患者や身体障害者、ひきこもりなど、多くの世間的には差別を受けてきたような人々が出演し、自らの思いを打ち明けています。
勇気ある行動だと思います。
それらの人々をテレビで観て、勇気づけられた人々も数多く存在しているでしょう。
私もまた、私の姿を観て勇気づけられる人がいるものと信じて、この取材を受けることを決めました。
取材が苦痛なのはやむを得ないとして、その苦痛の双子である喜びが、ことが終わってから湧いてくるものと信じます。