皆殺し

文学

 尖閣諸島をめぐる中国国内での反日デモは日増しに激しくなっているようです。

 ある地方のデモでは、日本人を皆殺しにせよ、と書かれた横断幕を掲げたとか。

 これにはわが国のみならず欧米のメディアも驚愕をもって伝えています。
 皆殺しとは穏やかではありません。
 漢民族と周辺の民族は長年に渡って闘争を繰り返し、そのつど互いに大量虐殺を行っていますから、対立の果てには戦争があり、その過程で皆殺しにしようとする、という発想が当たり前のように浮かぶのかもしれません。

 米国のある政府高官は、中国の不穏な動きに、「中国人は尖閣沖で戦争が起きるとでも思っているのか。その場合米国は日米安保条約を発動する」と発言しています。

 まことに心強いかぎりです。

 中国は陸軍は強大ですが、海軍は未だわが国の海上自衛隊には及びませんし、まして米国海軍を敵にまわして戦う気などさらさらないでしょう。
 しかしそれはただ今現在の戦力図です。
 5年、10年のうちに中国海軍は質量ともに現在とは比較にならない力を身につけるでしょう。

 そうなる前に、わが国は中国高官の過激な発言や中国人民のデモなど無視して、尖閣諸島に港を作り、警察官や自衛官を常駐させるべきでしょう。

 中国人相手に値段交渉をすると彼らのやり方がよくわかります。
 最初は居丈高に大声で高値をふっかけ、それにびびるような相手ならますます居丈高になり、逆にそれを頑としてはねつけ、こちらの主張をはっきりと述べると、彼らはびっくりするほど大人しくなり、譲歩します。
 要するに芝居を打っているわけです。

 現在の中国政府の過激な論調も、人民の過激なデモも、要するに最初の居丈高な芝居の段階だと考えればよいと思います。
 こちらが軍事・経済・人的交流などを含めて制裁措置をちらつかせれば、彼らは文句は言い続けるでしょうがすぐに譲歩するでしょう。

 要は相手の態度にいちいちびびることなく、堂々としていれば良いのです。
 竹島や北方領土と違い、尖閣諸島はわが国の支配下にあるわけですから。

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