正月2日に実家で新年会を開いた折、母親から冬の着物一式をプレゼントされました。
着物なんて着ていく所もないのですが、時折能見物や歌舞伎見物に出かけますので、その際着ようかと思っています。
まだ一度も手をとおしておらず、どんなものかなとは思いますが、私は外人離れした顔をしていますので、似合うんじゃないかと思います。
それにしても、女性の晴れ着というのは、派手なような渋いような、世界で最も美しいファッションでしょうねぇ。
着物はファッションでありながらそれを芸術にまで高めた、幻想美を身にまとう強力な衣装です。
このようなファッションは世界に例がありません。
でも古い着物を着た少女というのはなんとなく不気味ですね。
顔を隠していると、よけい不気味です。
しかし幻想美とは本来不気味なもの。
時として、着物を身にまとった美しい女性がこの世ならぬ妖しい存在に見えてしまうのは、着物が持つ凶暴なまでの美しさを考えれば、当然かもしれません。